半球状の受動車輪を同軸上に対象配置した新型全方向車輪を考案・具現化。
受動車輪の径が機構全体の径と同等であるため、従来の全方向車輪と比べ著しく高い段差・溝踏破性を実現。 接地面上の任意方向へ駆動力を生成可能な全方向駆動車輪についても考案・具現化。 (2006年〜)
履帯を円弧形状にし、円形断面・中央回転軸を有するクローラ機構を考案・具現化。履帯の無限回転による前後推進に加え、中央回転軸の駆動により、左右方向への移動も実現。
Omni-Ballをより高負荷でも使用できるように、大径リングの外側から能動回転軸と車輪の接続を行った機構。有限要素解析により、耐荷重性を証明。
平面上に、直交する2つの歯溝がそれぞれ垂直に着られた基本構造を有し、直交配置された2つの歯車により、任意方向へ駆動可能。
基本構造に正・負の曲率を設けることで、凹・凸の各曲率を有する構成も実施。(2010年〜)
文献:RSJ2010 3O3-1
回転軸の動力をねじ歯車により垂直方向に変換する構造を対称に配置して構成。
本機構により、同軸上における左右から2つの回転入力を、入力軸と同軸周りの回転(公転)、および入力軸に垂直かつオフセットを有する軸周りの回転(自転)に変換可能。
全方向駆動車輪へ実適用。(2016年〜)
文献:RSJ2016 1G3-05
能動回転可能な小径ローラを有するOmni-Wheelを考案・具現化。動力伝達には当研究室で開発されたスクリュー式差動歯車機構が用いられており、対称的な機械要素の配置を実現。
文献:SI2018 3C4-04
前後推進に加え、左右・斜め方向への滑らかな移動を実現するクローラ機構を考案・具現化。ODDはOmnidirectional Differencial Drvingの頭文字を取ったものである。
受動回転する2つのリングを組み合わせて構成される球体型全方向移動車輪を考案・具現化。球面上に生じる特異点を覆い隠すようにリングが配置されているため、車輪の姿勢によらず高い踏破性能を有する。
左右逆のねじれ角を有する2種類の歯溝が切られたヘリカル歯車を考案・具現化
入力となるヘリカル歯車の配置自由度が極めて高い全方向駆動機構を構成可能。(2017年〜)
文献:RSJ2017 2H2-03
能動回転する2つのリングを組み合わせて構成される球体型全方向移動車輪を考案・具現化。駆動部には当研究室で開発された交差型ヘリカル歯車機構が用いられており、部品数が最小となるように構成されている。
歯形を有するチェーンを用いることにより、任意の軌道に沿って駆動可能な差動機構を考案・具現化。面状全方向クローラ機構の動力伝達部などに適用。
大径履帯(りたい)の周上に複数の小径履帯を配置して構成。考案した二軸直交駆動用ラックチェーン機構により、大径履帯の前後駆動および小径履帯による側方駆動を2つのアクチュエータのみで実現。受圧面積を大きく設け、荷重分散が可能な構造であるため、柔軟・脆弱不整地で高い踏破能力を発揮可能。
前後方向の移動時は車輪として、左右方向の移動時には接地面を波状に駆動する循環体として推進する機構。
推進時に波動伝播を活用しているため、駆動部は上下に移動するのみであり、回転部分が外部に露出せず、円筒状のカバーで覆うだけといった従来の機構よりも防塵・防水性を高めやすい。
文献:SI2018 2C3-12
数珠を金属(チタン製)化し、耐火性を持たせた1次元ジャミング転移機構を円周形状に複数本配置し、全体をトーラス型にすることでなじみ性を有するグリッパを考案・具現化。
ジャミング膜グリッパの表面を、防弾チョッキに用いられる素材で覆うことで耐切創性を付与。先のとがった刃物や、割れた花瓶などの危険物を包込み把持可能。
剛性の切り替えが可能な線状体を考案・具現化。貫通穴を設けた複数の数珠と中央に通したワイヤで構成。柔軟な状態からワイヤを引くことで数珠同士が接触し、生じる摩擦力により線状体の形状を維持することが可能。(2017年~)
内から外へと連続したトーラス型袋状構造で構成された対象物の形状になじむグリッパ機構を考案・具現化。多種多様な形状の物体を極低摺動で把持し、袋内部の剛性切替が可能。(2008年〜)
把持対象への接触部をゴム膜間に粉体を封入した3層膜構造の袋で構成。柔軟状態では対象物の形状になじみ、粉体層を減圧することでジャミング転移現象により高剛性化。多様形状の物体を包込み把持可能。(2016年〜)
薄膜構造の細胞シートの移載を簡易化するため、循環式ベルト構造により極低摺動ですくい取り可能なヘラ機構を考案・具現化。
また、チューブ状組織の作製を可能とする円形断面伸縮機構についても考案・具現化し、実機実験を実施中。(2012年〜)
文献:RSJ2012 2E2-3
薄板を湾曲させることで柔剛切替動作を実現。多様な物体を掬い取るようにして保持可能。掬い取りの困難な把持対象物に対しては「後方崩し」を行うことで、薄板を差し込む隙間を生成する。
文献:SI2022 1P2-H17
円形断面を有し、内から外に連続した全表面ベルト部を同速度で駆動させるトーラス型推進機構。
全表面がベルトで覆われていることから防塵・防水性を確保し、泥水中のような過酷な環境下での推進を実現。
円形断面を有し、内から外に折り返したバルーンで構成されるトーラス型推進機構。
脱細胞化した小腸などの管腔状内壁面へ簡易的且つ確実に細胞シートを貼り付けることが可能な装置。
ヒモムシの吻から着想を得た、先端進展型ソフトロボットを考案・具現化。作動流体として液体を用いることで、ロボットと地面の間に大きな摩擦を発生させることで、複雑な形状の保持や戻し動作を実現。
先端で折り返したトーラス構造を有する袋内に、高剛性のロッドを搭載した機構。ロッドを直動させることでトーラス袋部を伸縮させる。本機構のバルーンは根元ではなく先端から伸展するため、伸展時に対象物との間に摺動が発生しない。
対象物が接触した方向に反射的に姿勢を変化させる完全機械式のホロノミックな湾曲機構。
構造に対して小さい対象物は表面のなじみで側面把持をし、大きな対象物に対しては湾曲動作により把持をすることが可能。
ロータを2軸回転する球殻で覆うことで、狭隘空間において安全な飛行が可能であり、全方向移動性に優れた飛行ロボットを考案・具現化。各々が回転する2つの半球殻が全方向車輪とプロペラガードの機能を両立する。
ロータを2軸回転する球殻で覆うことで、狭隘空間において安全な飛行が可能であり、全方向移動性に優れた飛行ロボットを考案・具現化。各々が回転する2つの半球殻が全方向車輪とプロペラガードの機能を両立する。
強風下でも安定かつ高速に着陸できる、吊り下げ式ドローン着陸ポート。
磁石の引力を、同等な磁石の斥力で補償する機構。非常に小さな入力で、大きな磁力を扱うことを可能にする。IBはInternally Balancedの頭文字を意味している。
空気圧により膨張・収縮動作が可能なゼラチンを素材とした可食アクチュエータ。